6月11日 クマゲラを求めて
今日はクマゲラを求めて写真を撮りに行ってきました。層雲峡を飛び出して、朱鞠内へ。
朱鞠内では、ここ数年、連続してクマゲラの営巣が確認されており、今年も営巣しているという情報が入ったので様子を見に行ってきました。
朱鞠内では、きちんとこのような看板で野鳥観察の方々に対して注意喚起をしており、さらにロープ等で立ち入りを制限しています。
このようにクマゲラの営巣環境をある程度守っているためか、毎年営巣をしにクマゲラがこの場所へやってくるのが、とても嬉しく感じました。
クマゲラはトドマツに巣を作ったようです。ヒナに餌をやるまえには、別の場所にとまり辺りを警戒してみていました。その後、巣口へ。ヒナに餌をやり、その後、一回、巣内に入り、また飛んでいきました。
ヒナはまだ幼いようで、巣口から可愛らしい嘴がちょっとだけ見えています。
この森周辺を散策してみると、あちこちに食痕や古巣を見つけました。だいぶ昔からここの森が気に入ってすんでいるようです。
足元を見てみると、ミズナラが可愛い芽や葉を出していました。森の中では、いろいろな生命が息づいています。
クマゲラがいつまでも安心して暮らせる森があるというのは、きっと私たちにとっても、幸せなことなのかもしれないな〜と、クマゲラを眺めながら感じました。
photo/ケン・木守
文/木守