7月22日 花 花 花の赤岳〜北海岳〜黒岳コース
赤岳〜北海岳〜黒岳コースは、層雲峡から銀泉台まで朝6時のバスで約1時間、真新しい銀泉台の森林パトロール銀泉台事務所で入山届けを書いて出発です。
層雲峡バス停 | 銀泉台事務所 |
第一花園は雪が解けたばかりでまだ花は咲いていませんでした。
第二花園は雪渓は残っていますが、花が沢山咲いていました。
第二花園
奥の平は雪渓が残っていてまだ花は少ないですが、
コマクサ平は名前のとおりコマクサがいっぱいです。
第三雪渓は赤岳登山道の中では一番花が多いように思いました。
第四雪渓上部にはチングルマが見ごろです。
赤岳の上空は晴れていて頂上からは周りの山もよく見渡せました。
赤岳から小泉平を通り白雲岳分岐への道には、エゾハハコヨモギ、エゾタカネツメクサ、キバナシオガマ、ムカゴトラノオ、チシマギキョウなどが咲いていました。また、7月の初めごろには咲いていたと思われるホソバウルップソウの花の終わったものが林立していていました。
エゾハハコヨモギ | エゾタカネツメクサ | |
キバナシオガマ | ムカゴトラノオ |
日曜日だったこともあり登山者が多く、白雲岳分岐には大勢の人が行き来していました。
白雲岳分岐から北海岳へ向かう北海平はエゾノツガザクラやアオノツガザクラを中心に地面の大部分が花でおおわれていました。驚きと花をめでる声があちこちから聞こえ、知っている人も知らない人同士も仲良く語りあっていました。
北海岳までの長い長い道にもコマクサ、ヨツバシオガマ、チシマクモマグサ、クモマユキノシタ、少なくなってはいますがエゾオヤマノエンドウなどが咲いていて、長い道のりも飽きることなく楽しく歩くことが出来ました。
ヨツバシオガマ | チシマクモマグサ |
白雲岳分岐から北海岳までの登山道は私はちょっと苦手な道でした。長い道の後に超えても超えても頂上につかない急坂の小山がいくつもあります。
ところが、北海岳の下に着いた時思わず感嘆の声をあげました。北海岳の裾が花で彩られていたのです。おかげで疲れを感じることもなく頂上に着きました。
ここまでは晴れでしたが、黒岳、北鎮岳方面から霧が流れてきてお鉢平は半分しか見えませんでした。
北海岳を下りると霧の中でした。赤石川は水量も少なくなっていて、難なく渡れます。
赤石川を渡ると雪解けの後、イワウメ、ミネズオウ、チングルマ、エゾコザクラが咲いていました。
今年の花は素晴らしいという噂通り、それ以上に感動の花街道のようなコースでした。まだ、当分この調子で十分楽しめそうです。次々に雪解けの場所から花が咲くので花は変化するかもしれませんが花の道は続くと思います。
photo&文 KEI