6月21日 山開き前の初黒岳!
今年初めての登山に、山開きを一週間前に控えた黒岳に、
行ってきました。天候が悪い日が10日ほど続いたという、
層雲峡でしたが、先日の土曜日はほんのわずかに晴れ間がのぞいていました。
リフトを降り、7合目からは大きな雪渓がまだまだ残っていました。
踏み跡をたどりながら、時々木道をとおり、
大きな雪渓を三つほど超え、9合目の最初の急な雪渓を登ると、
招き岩にかかっていたガスも晴れ、ショウジョウバカマやジンヨウキスミレ、
エゾノハクサンイチゲ、エゾイワハタザオなど、初夏の高山植物が咲いていました。
頂上につくと一面ガスで真っ白でしたが、メアカンキンバイがすぐに目に飛び込んできました。
メアカンキンバイを這うように見ていると、その先にある水滴のついたコマクサも発見しました。
今年も黒岳に来ることができたと感激しながら、ポン黒まで下っていると、
風でガスが一瞬流れ、黒岳石室、桂月岳、北鎮岳、白雲岳まで見えてきました。
まだまだ残雪の残る山並みと、足元のイワウメなどの高山植物に、
愛らしさと広大さを備えた大雪山と、今年も目が離せないと改めて思いました。
下山は雪渓に苦戦しました。
この時期にはストックと手袋は欠かせないです。
ph&文/だがばじ