9月8日 層雲峡小学校の森 砂防ダム工事の経緯

クマゲラのすむ森で砂防工事が始まっています。
署名をいただいた方々へのご報告も兼ねて、現在の様子を見てきましたので、こちらでお知らせいたします。
まず導流堤が一部完成しています。

守ってほしいクマゲラのねぐら木やその周辺の木々が要望書通り、残されていることを確認。

しかし、すぐ近くで掘削作業中です。
現場にいた工事業者に尋ねると、ねぐら木の周辺の木々をなぜ伐採しないでほしいのか、工事業者には伝わっていないようで、周辺の木々は工事の支障木として伐採予定だったそうです。危ない危ない・・・

しかも、専門家の意見も聞いてあえて残してもらった木々も、根のギリギリまで掘削しているので、風雪で倒れる可能性がありそうです。

周辺の木々を残す理由は、「ねぐら木が直接、風雪の被害にあわないようにするため」「クマゲラが利用する可能性があるため」です。ただ、残せば良いのではなく、その木々が生きていけるようにしなければ、全く意味がないことです。

工事を担当している開発局や毎年入札でかわる請負業者は、署名してくださった全国4375名の方々の思いをきちんと引き継いでほしいです。
そのためには、私たちはこれからもしっかりとこの工事を見届け、何かあれば意見を訴え、当ブログにてご報告していきたいとおもいます。

ph・文/木守りりんご