10月23日 暖かい10月

最近暖かい日が続き、9月末に降った大雪山の雪はだいぶとけてきています。
黒岳も雪が減りました

すっかり雪のなくなったニセイカウシュッペ

もうすぐ降るはずの大雪山特有のふわふわパウダースノーが本当に降るのか心配になってきます。でも、明日から天気が崩れるようなので、山ではまた雪かもしれません。

そんな今日は、最後のお天気を堪能し層雲峡周辺をあちこち散策。大雪ダムにある遊々林へ行くと、マツ林の中に散策路があります。下にはたくさんのマツボックリ。

こんなにマツボックリがあればエゾリスが食事に来ているかも・・・と思っていた矢先、頭の上の木々からパラパラと何かが落ちてきました。上を見上げると、エゾリスのシルエット。いましたいました!今年はクルミの成りがよくなく、エゾリスはどうしているのか心配していましたが、ここにたっぷりご馳走があったようです。
エゾリスがマツボックリをかじるとこんな感じ。通称エビフライ! ↓
エゾリスの食痕 

のんびり散策していると、道にキタキツネがどこからともなくひょっこり現れました。

犬みたいでどこか変だなと思えば、尻尾が短い!事故か怪我か遺伝か?
わかりませんが、大分冬毛になりほわほわとした毛をなびかせて走っていきました。

晩秋の層雲峡はエゾシカの繁殖期。哀愁ある声でフィーヨーと鳴くオスジカの声があちこちでこだましています。もうすぐ冬がやってきます。

○おまけ○
森の片隅にマツボックリから芽吹いたマツの稚樹がありました。
こんなに小さな稚樹でも、すでに北の厳しい冬を何回も越えてきています。森の中ではあちこちに北の自然のたくましさを見つけることができます。

photo・文/Shibataro