クマゲラが鳴く森

久しぶりにクマゲラの鳴き声を聞きました。
コロコロコロコロ・・・、コロコロコロコロ・・・。

この声は、移動中にだす声。
降りしきる雪の中、森をいったりきたりしながら餌採りをしているようです。

クマゲラの存在を確認できたのは実に3ヶ月ぶり。
いるにはいたのだろうけれど、なかなか出会えずにいました。この森の近くに住む人も最近は姿を見ない、とおっしゃっていました。しかし、姿は見えねども、しっかりこの森に息づいていたようです。

この森は数年前から工事の計画があります。
もちろんこの森を守るべきです。
しかしこの工事は治山的なもので人命も関係してくるため、簡単にすむ話ではないようです。

この森のクマゲラは地元の人の話によると、何十年も代々、ここに棲んでいるそうで、食痕、越冬木、かつての営巣用の巣などが多くあります。かなりお気に入りの森のようです。
逆にクマゲラが棲めるような木や餌のある森が、このように広い大雪山麓の森でも案外少ないのかもしれません。

今後はクマゲラの棲める森を出来る限り残していけたら、また、そういう森を作っていけたら良いなと思います。

これからもこの工事とクマゲラの行方をレポートし続けていきたいと考えています。

この件に関して、たくさんの方のご意見、ご感想、ご提案をお待ちしております。何かございましたら、ぜひコメント、またはペンション山の上までご連絡下さい。