5月6日 大雪山麓の芽吹き

GWも今日が最後。今日もとても良いお天気に恵まれました。吹く風も爽やかです。

GW前には、大雪山麓の木々もつぼみもないようなものも多かったのですが、GW中、昨日以外は天気も良く気温も上がったので、一気に芽吹きが進んだようです。
芽吹き

毎年のことですが、GW中は仕事が忙しく山をあまり見て歩けないのですが、GW明けてみると野山の様子が一変しているので、とっても驚きます!これからしばらくは日々刻々と自然が変わっていくので、目が離せませんね。

野鳥も次から次へといろいろなものがやってきます。今日見たからといって明日いるとは限らず。なかなか自然は興味が尽きません。

シメ

ちなみに前回ブログに書いた清川のミズバショウも、すくすく大きくなって満開でした!

上川の沢ではエゾノリュウキンカが満開!鮮やかな黄色が山麓の森を彩ります。


明るい林ではカタクリも満開!春のチョウ、ヒメギフチョウやエゾスジグロシロチョウも真っ先に舞い出します。薄紫色の花に集まる色鮮やかなチョウたち。



廃校になった小学校の校庭には人知れずコブシの花。風情があります。白い花。

人里近い水路にはザゼンソウが鎮座。小豆のような色。

民家の庭先にツクシ。なぜかとても懐かしく愛おしい存在。ほっとする透明感のある黄土色。


中愛別のクルミ沢ではアオダイショウが林道をにょろにょろ。光沢のある黒っぽい緑色。

縄張りがあって、定期的に巡回してやって来るルリタテハは、切り株でひと休み。でもすぐ、クジャクチョウにちょっかい出され。またすぐ飛びまわります。美しい瑠璃色。


道の傍らでエンレイソウが一株、ひっそり咲いていました。白花です。

中愛別では石狩川越しに大雪山。雪融けは随分進んでいるようです。周りの河畔林も芽吹きで黄緑色。

上川公園ではサクラがだいぶ蕾が膨らみ、1輪、2輪と咲き始めたものもありました。北の春は野山を鮮やかに色付けしていきます。


photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご