今シーズン初の登山をしてきました。今日は層雲峡ビジターセンター主催の定点観測調査登山に参加し、高山植物の開花調査を行いました。
黒岳は今年、雪渓がまだだいぶ残っており、7合目から8合目までの間もトータルで100m以上も残っています。一番大きな雪渓は急斜面で、下りは特に注意が必要です。
山開きから約1週間経ち、雪渓もだいぶとけてきたところもあります。登山道も出ています。
雪融けすぐに咲くショウジョウバカマも健在です。
雪がとけたばかりの黒岳は今が春という感じ。登山道沿いの植物もまだ蕾のものが多く、これから次々と美しく山腹を彩っていくと思われます。
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ウコンウツギの蕾 |
カラマツソウの蕾 |
それでも、雪融けの早かった9合目付近は花も咲き、気持ちの良いトレッキングができます。
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クロウスゴ |
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カラマツソウ |
エゾイワハタザオ |
山頂から石室までの高山植物たちも次々と咲き始めています。雪融けの早かった頂上付近は終了気味の花もあります。
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イワヒゲ |
黒岳山頂では天然記念物のウスバキチョウやダイセツタカネヒカゲが舞っており、目はすっかり高山蝶に釘付けに。
ポン黒付近ではアサヒヒョウモンが舞っており、時々、葉の上で休んだり吸蜜していました。
石室の周辺は雪渓もありますが、雪がとけたところからエゾコザクラやキバナシャクナゲが咲き、今、満開です!
photo・文/木守りりんご