10月31日 氷の美しさ

今日は、石狩川の源流の森へ行ってきました。
周りの湿地や沼は凍り、もう森は冬。

あの雄大石狩川の源流は、ひんやりとした空気に包まれていました。
川辺におりてみると、とても美しい氷の芸術品があちこちに。

それらをひとつひとつ丁寧に眺めていると時間を忘れてしまうほど、本当にキラキラと輝いていて綺麗です。

長い時間をかけて旅してきた水が、ひとすじの川となり、さらに石狩川の流れとなり、その石狩川の飛沫が少しずつ川辺の木や岩につき、冷え込んだ冬の空気に触れ、こうした氷が出来てきました。
この気の遠くなるような流れを眺めていると、自然の中で流れている時間というものに触れられた気がしました。


photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご