層雲峡〜黒岳〜雲ノ平〜お鉢平展望台
お花畑3つのポイント
その1:黒岳斜面
層雲峡からロープウエイで黒岳5合目駅まで約7分、5合目からリフトに約15分乗ると7合目登山口。久々に天気が回復するということで登山者が多かったのですが、期待されたほどの天候ではありませんでした。
ロープウエイ5合目駅 | リフト降り場7合目登山口 |
黒岳は、8合目を過ぎると、ウコンウツギとウラジロナナカマドに覆われた斜面が見え始めます。登山者の歓声が聞こえる第一ポイントです。今日は黒岳にガスがかかり、全ては見えなかったのですが、それもまたいい感じでした。「お花には悪いけど、ウコンウツギはもう見飽きたというほどあるわねえ。見飽きたわけじゃないんだけど」という、この多さをどう例えていいか分からないといった感じの声が聞こえました。
黒岳の頂上は雲に覆われていたのですが、ポン黒岳に下っていく途中で雲が切れ、北鎮岳の白鳥と千鳥の雪渓がきれいに見えました。
その2:黒岳石室付近
ポン黒岳を下ると石室です。石室の手前にお花畑が広がっています。ガスで遠くまで見えないのが残念です。
その3:雲ノ平
黒岳石室の分岐からお鉢平展望台・北鎮岳方面に進路をとると雲ノ平です。
”大雪山のお花畑”という感じです。「ウワー、来てよかったね。こんな所で1日ノンビリしていたいわねー。」と話している人がいました。。
雲ノ平にはキタキツネや、ギンザンマシコ・ノゴマ・ホシガラスなどの鳥、大雪山にしかいない蝶などがいて、ほとんど平らな道なので、楽に楽しめます。
北鎮岳 この角度では雪渓の白鳥は1羽だけ |
雲ノ平の突き当りを登るとお鉢平展望台です。この雪渓の近くにもお花畑が広がっています。
ここを登りきったところがお鉢平展望台 | |
お鉢平 |
黒岳からお鉢平にかけて、一面の花畑です。1週間ぐらいの割合で花の種類は変わりますが、これからしばらく楽しめます。今日は曇りだったので、視界が利かないにもかかわらず、登山者は「飛行機賃をかけてここまで来てよかったねー。また来年来て、もっとゆっくりこの辺りを歩こうね。」と言っていました。写真と実際に見るのでは大違いということを付け加えておきます。是非皆様の目で、大雪山のお花畑の広大な美しさを確かめてください。
photo&文:KEI