8月20日 ダイモンジソウをもとめて紅葉谷散策


この時期になると紅葉谷に行きたくなります。
層雲峡から徒歩10分ほどの場所にある紅葉谷。
ここにはダイモンジソウがこの時期に咲き、目を楽しませてくれます。

紅葉谷の奥には紅葉滝があり、そこまでの道のりは約20分ほど。
散策路には今、たくさんのキノコや変わったコケがあります。
またいろいろな植物が実をならせ、秋の気配が漂います。

ゲンノショウコの花と種
ゲンノショウコのタネは一本の棒状のものがはじけてクルンと巻いたような形になります。これが可愛らしくて毎年楽しみに探してしまいます。今年も会えました。

羽のような苔
途中、鳥の羽のような苔もみつけました。紅葉谷では今年の2月に羽のような霜がありました。ふわふわとしたその姿にしばらく、くぎ付けに。

紅葉谷はまだまだ心地よい緑に包まれていています。
しかし、お盆過ぎてからの気温の低下で、少しずつ紅葉が進んでいきそうです。北の短い春と夏はあっという間に駆けぬけていきます。

オンコ岩:オンコの木が岩に根を張りたくましく生える様子が見られます。


途中見られる柱状節理

ようやく会えました!一番奥の紅葉滝の近くにダイモンジソウはあります。
岩にはりつくように咲くこの花は、か細くて白くて、知らなければそのまま通り過ぎてしまうほど。
でもこの可憐な花は健気に毎年ここに咲き続けます。
姿からは想像できないほどの逞しさです。


ダイモンジソウ


今日の紅葉谷を流れる川は青くみえました。水が冷たいのでしょうか。

紅葉滝



photo/KEI&Shibataro
文/Shibataro