4月29日 春の使者 ヒメギフチョウツアー!
今日は朝から晴天!当麻鍾乳洞近くのヒメギフチョウのポイントへ行ってきました。そのポイントでは残念ながら、数頭しか見られませんでしたが、他のチョウや野鳥のさえずり、彩り鮮やかな花々を観察しながらの散策はとても気持ちが良いものです。
コヒオドシ | クジャクチョウ |
エゾスジグロシロチョウ | アオジ |
当麻山のポイントではマツ林の中をヒメギフチョウがふわふわと飛んでいたり、落ち葉の上でひと休みしていました。メスはもう交尾が終わり、交尾のうがついているのも見られました。
交尾のうとは、既に交尾が終わりこれ以上交尾が出来ないようにメスに、簡単に言えば栓のようなもの出来るのですが、その栓のことを指します。
交尾のうのついたメス
当麻山 | 愛らしい花を咲かすハコベ |
当麻からの帰り道、協和温泉のポイントにも寄ってみました。そこに着いたのは夕方だったのでヒメギフチョウは確認できず。しかしカタクリやエゾエンゴサクが咲き乱れる斜面があります。
今年、旭川市内のヒメギフチョウの発生は4月19日にパラパラと出だして、25日に全体的にオスメスのピークだったようです。ポイントはカムイコタン、嵐山、旭山。
上川まで戻ってくると、、、
野原に2匹のエゾタヌキがいました。ペアのようです。
なぜかこちらにどんどん向かってきます。なんで?と不思議に思っていましたが、どうやらタヌキは目が悪いようです。
私たちが話していたら、トテトテと逃げていきました。
また、何とも微笑ましい姿も見られました。それは、オスらしきタヌキがどんどんこちらに向かってきたとき、少し離れた所にいるメスを何度も立ち止まって振り返りながら存在を確認していたことです。その様子はメスを思いやっているようにも見え、仲睦まじい雰囲気でした。この場所では昨年もペアのタヌキを見たので、この場所に住みついているようです。
とにかくコロンとしているエゾタヌキ。どこかで見覚えがあるような・・・。あ!ペンションによくやって来るキタキツネのコンタにそっくりだ!っていうか、コンタがタヌキに似ているのか!? キツネのコンタが気になった方はこちらへ↓
http://www.sounkyo.com/kitakitune.html
次に出会ったのはクマゲラ。巣ではオスが外の様子を伺っています。今年もこの場所で営巣するのでしょうか。子供たちがこの森に巣立っていくのが楽しみですね。
photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご