9月18日 ピークに近い高原温泉沼の紅葉とヒグマ情報
高原温泉の沼はヒグマが多く生息する区域です。今年は沼周辺で確認できるクマの数が増えたことと、人を怖がらないクマがいるということで、8月から9月にかけて、約1ヶ月間沼は入山禁止になっていました。食べものがなくなったりや雪が降ったりするとクマは山を下りるそうです。糞や足跡はあるものの、ヒグマの姿を確認することがなくなったということで9月9日から入山できるようになりました。ヒグマ情報センターで、登山届けを書いて、ヒグマに関するレクチャーを受けましたが、今朝も登山道にクマの足跡があったそうです。
パトロールの方を先頭に登山者が行列を作って歩いていたら、新しいヒグマの足跡を発見、安全確認が出来るまで、行列はストップします。
これが新しいヒグマの足跡です。
大学沼まで、2回ストップしましたが、ヒグマに会うこともなく安全に沼めぐりをすることが出来ました。
今日の空は青く風もほとんどなかったので、アマチュアカメラマン達にとっては絶好のコンディションです。
高原温泉の沼は8〜9分どおり紅葉が進みました。9月12日に沼の紅葉情報を聞いた時は2〜3分ぐらいということでしたが、6日間でこんなに進むとは驚きです。滝見沼が目の前に現れた時は、息を呑むほどの美しさといいますが、息を呑むことも声を出すことも出来ませんでした。人間は予想外の美しいものに出会った時、感動のあまり何も出来ないということが分かりました。
それでは主な沼の紅葉をじっくりとお楽しみ下さい。
滝見沼
緑沼
エゾ沼
エゾ沼
式部沼
式部沼
大学沼
高原温泉の沼へは9月19日から27日まで、マイカー規制が行われています。大雪湖レイクサイト臨時駐車場から朝6時30分から13時まで30分間隔でシャトルバスが出ます。マイカーを使用しない方は層雲峡から6便レイクサイト行きが出ますので、ご利用下さい。
おまけの話。エゾ沼にエゾサンショウウオがいました。おたまじゃくしに手足が生えたような姿をしています。初めて対面したのですが、なんと愛嬌のあるかわいい顔をしているのでしょう。
紅葉に花を添えるのは何と言っても青空です。写真にすると分かります。どんなカメラでもどんな腕でも美しく撮れます。
今日は最高の紅葉日よりでした。すべてに「ありがとうございます」と言いたい気分です。
photo&文 KEI