10月7日 変化に富む層雲峡

 朝、黒い雲が空いっぱいに広がっていました。日が射し始めると層雲峡の柱状節理から雲が湧き上がりました。空を覆う雨雲のような雲ではなく白い雲海のような雲です。それもいつの間にか空に消えてなくなります。


ここでは雲が湧き上がったり、ゆったりと漂ったり、猛スピードで通りすぎたりと、層雲峡という地名がピッタリの景色を見ることができます。そういう雲の動きなので、どこかに光が射したとしてもその光は常に動きます。今日のような日に層雲峡の景色を撮る時は生きものの写真を撮るような感覚で素早く撮らないとチャンスを失います。
私は毎日層雲峡を歩いて撮影ポイントを探します。
 
今日は何か生き物がいないかと層雲峡園地へ行きました。

ゴジュウカラがいました。

フッキソウという植物がありますが、その実は黒い突起が二つ付いていて愛嬌のある顔のようです。

明日は大型の台風が来るそうです。層雲峡の景色はどのように変わるでしょう?
photo&文 KEI