2月11日 紅葉谷スノーシュートレッキング

今日は久々に晴れ!層雲峡からは本当に久しぶりに黒岳など大雪山が見えています。

層雲峡ビジターセンターの方と一緒に紅葉谷へ散策に行くことにしました。紅葉谷は層雲峡温泉の源泉があり、地熱であたたかいところがあります。周りは積雪1mくらいあるのですが、地熱であたためられているところは雪がとけ、モコモコとかわいらしい雪のオブジェができあがっています。

途中に、真新しいクマゲラの食痕がありました。今年、食べた痕のようです。


しばらく紅葉谷へ来た人がいないようで、道なき雪深い道をラッセルしていきます。



大雪山のお鉢平から流れ出している赤石川が流れ込んでいる紅葉谷。その赤石川沿いに歩き、最奥の紅葉滝へ向かいます。夏にはゴーゴーと流れる川と大きな岩がある場所も、今は深い雪に埋もれています。夏には到底歩けないところも、冬には雪が積もり歩けたりするので、夏には見ることのできない景色を楽しむことができ、私は雪の降る冬がとても好きです。

川の上に積もった雪の上を歩いていくのですが、踏み場所を間違えると、ズボッと川に足をとられることもあるので、要注意です。

最奥の紅葉滝までは、夏道だと徒歩20分ほどですが、冬は30分以上かかります。
紅葉滝は上半分はすっかり凍っていました。

帰り道、オオアカゲラが一心不乱に採餌をしていました。じわじわと近づいても逃げません。吹雪が続いたので、久しぶりの晴れ間に一生懸命に木をつついて、虫を探しているようです。

のけ反って木屑を飛ばすオオアカゲラ

今日は、オオアカゲラに出会えたことと、クマゲラがこの森に生きている証を見つけられたことが何よりの収穫でした!

 photo・文/木守りりんご