7月24日 層雲峡 蝶採集記 その②
『層雲峡 オオイチモンジ採集記』
文/山下孝道
昨年、来れなかった層雲峡に2年ぶりに訪れた。
7月18日到着したが、あいにく18日と19日が雨。憂鬱でストレスが溜まり鼻血がドバーッと出そうになっていた。
7月20日に待望の天気回復でさっそく、ユニ石狩林道で開始した。
2日間の雨で♀も飛びたくてうずうずしていたらしく、そのうち、次から次へとペンション山の上オーナー高橋氏特製のトラップめがけておりてきた。
このリンゴトラップの威力はすごく、あわてなくとも一回吸汁してしまえば、テコでも動かなくなり、ほとんどピンセットでつまめた。
写真のように目の前へ近づいても一生懸命で、かえってつまむときに罪の意識を感じるほどだった。
木のリンゴトラップなどへは同時に2頭の♀が吸汁に飛来し、さすがこれが「北海道」と驚いた。
左:地面で吸汁するオオイチモンジ♀ 右:欄干のトラップで吸汁するオオイチモンジ♀ 2010.7.21
7月21日に同じ林道へ入り、今度は運が良いことに♂の黒化型(レベルG3)を撮影し、採集できた。「ありがとう北海道」、「ありがとうオオイチモンジ」。