4月14日 お帰り!コハクチョウ

空気の澄んだ今日は、大雪山連峰がどこから見ても綺麗に見えました。

雪どけも進み、川の水量もだいぶ増えてきました。

毎年、この時期になると来るようになったハクチョウ。今年も忘れずにやってきてくれました。

南で越冬していたハクチョウたちが、北へ帰る途中、ここ上川に羽根を休めにやってきます。毎年おつかれさまです!

今日いたハクチョウはコハクチョウ。よく似たオオハクチョウとは、嘴の黄色部分で見分けます。

田んぼに雪どけ水があるところにやってきて、去年の落穂をすくって食べているようです。

昼間、観察していたときは、のんびり日向ぼっこをしているように休んでいました。その後、夕方、戻って見てみると、今度は帰る前の腹ごしらえなのかお食事中。パチャパチャと音を立てています。

さらに、観察を続けていると、皆がそわそわモジモジしはじめました。そして、突然、コォーコォーコォーと甲高い声で皆一斉に鳴き始めました。と思ったら、次の瞬間、バタバタバタ〜と一斉に飛び立ち始めました。誰かが、「そろそろ行こうか〜」といっているようです。

時間は決まって、18時前後。昨年も一昨年もハクチョウたちはこの時期にやってきて、この時間帯に飛び立っていきます。
生きものって、自然ってすごいです。

photo/ケン・木守
文/木守