5月24日 クマゲラの森のこと

層雲峡では、クマゲラのすむ森で砂防施設が出来る予定です。そのことについては、以前もブログやホームページ等でお伝えしました。
そして、クマゲラを守るために、工事が少しでも配慮されたものになるように、署名を集めてまいりました。署名にご協力くださった方々にご報告もかねて、このブログで近況報告等をまたお伝えしていきます。

前回、北海道開発局から工事の件で説明を受けてから約1年間経ちました。その間、特に私たちのほうには連絡はありませんでした。

そして今日は、上川町役場と北海道開発局コンサルティング会社日本工営の方々とお会いしました。砂防施設をつくるにあたり、仮図面ができたので、それと照らし合わせて、木々を伐採する場所を選定したとのこと。
上川町役場や北海道開発局からは伐採する範囲を説明されました。また私たちは、その中でも、クマゲラの森を守るためにどの木を残したら良いのかを伝えました。

そして、今の図面計画では、私たちが残してほしい木々は残らないとのこと。でもそれらが残らないことには、クマゲラの森が守られたとはいえないということ。それらを互いに話しました。

今日は答えは出ず、北海道開発局の方からは、「また検討して報告する」、との返事をいただき話し合いは終わりました。

森の中で私たちが話し合っている側で、エゾシカがのんびりと草を食んでいました。何だか、いろいろなことを考えさせられました。

 文/木守