9月22日 高原沼めぐり 近況報告!

緑岳から眺めていて、予定にはなかったけれど突然行きたくなった高原沼めぐり。早速ヒグマ情報センターでレクチャーを受けます。
今月の15日に登山客とヒグマが接近したこともあり、川など音の聞き取りにくい場所ではよく注意するよう言われ、さっそく入山。

まずは靴裏の種子などを持ち込まないように、入口の川で靴裏を洗います。
在来植物を守るため、ですね。

登山道沿いの紅葉は、現在は、緑沼以降が鮮やかに色づいていますが、入口から緑沼辺りまでは多少色づいていますが、これからという感じです。
今週いっぱい見ごろなのではないでしょうか。

アップダウンのきつい登山道をいき、滝見沼へ。
ここはカメラマンも多く、とても人気のスポット。
風のない穏やかな今日は、水面に紅葉が映し出され、まるで鏡のようで見る人を感動させます。
滝見沼
滝見沼の水面

次は、飲食が許可されている緑沼。
高原沼めぐりでは、ヒグマの生息地というだけあって、飲食の出来る場所が限られています。それは入山する前のレクチャーでご確認下さい。

緑沼は滝見沼とはまた異なり、緑岳など周囲の山々も見え、雄大な景色の中に佇む沼です。
緑沼 その1
また、緑沼は見る方向によって全く異なる表情をしています。
いろいろ場所を変えて見てみるのも楽しいかもしれません。
緑沼 その2

湯の沼、鴨沼などを過ぎ、神秘的な雰囲気のエゾ沼。
エゾ沼

エゾ沼のすぐ次にある式部沼。
式部沼に着いたとたんに、皆、歓声をあげます。
それは急に視界が開け、高根が原などのスケールの大きな景色が見られるためです。また、今は、その高根が原の裾が色鮮やかに紅葉していて、しばらく立ち止まって眺めていきたくなります。

今日は、入山した時間が遅めで、式部沼までしかいけませんでしたが、これより先の標高の高い場所は皆、紅葉が丁度見ごろで、これから標高の低い場所へ降りてきそうです。
高根が原の裾の紅葉

入山時間によっては散策できる沼が限られてしまうので(帰る時間もあるため)、高原沼めぐりをする方はご注意下さい。
私は、標高をあげていくほど美しく色づく紅葉にどんどん欲張りになり、先へ先へ行きたくなりましたが、今日は式部沼で引き返すことに。
でも十分満足な紅葉狩りでした♪


photo・文/Shibataro