9月30日 すすんでいる平地の紅葉

紅葉谷(もみじだに)

 大雪山の山の上では10年に1度あるかないかの大雪騒ぎですが、その間に、平地では着々と紅葉がすすんでいます。
紅葉谷はその名前の如くカエデ・モミジの多いところです。カエデやモミジなどの赤く色付く木は紅葉谷散策路の入口や川沿いに多く、散策路はカツラなど黄色く色付くものがたくさんあります。
紅葉谷散策路入口
紅葉谷散策路入口
川沿いの紅葉
川沿いの紅葉
紅葉谷へは層雲峡温泉街から歩いて5〜6分ぐらいです。紅葉谷入口には駐車場がありますが、そこの景色もチェックポイントです。
紅葉谷駐車場
散策路を少し登って左に曲がると広くなっているところがあります。そこにはカツラの木が沢山あって、これから黄色い広場になります。そして、樹木の甘い匂いが漂ってきます。私は、4年前、最初にこの匂いを嗅いだ時、層雲峡中のホテルで一斉にパンを焼いているのではないかと思ったほどです。
散策路
散策路
紅葉谷の散策路は、少しアップダウンがありますが、ウオーキングシューズでも歩けます。左に川と所々に小さな滝を見ながら、その音を聞きながら歩きます。

紅葉谷は特殊な地形地質のため、気をつけて歩いていると、散策路の脇にはめずらしい植物も多くあります。
しかしそれらは自然の微妙なバランスの上に成り立つデリケートな植物なので、見つけてもさわったりしないように、そーっと見るようにしましょう。

奥へ進むと、滝の音がだんだん大きくなります。
見えてきた紅葉滝
紅葉滝に着きました。
いつもより水量は少なくなっていました。山の上が雪と氷の世界になったからでしょうか?
また、紅葉滝の横は柱状節理になっていて、ここが紅葉すると更にいい感じになります。

柱状節理 紅葉滝

紅葉滝の近くで、全部で10cmぐらいのカエデガ紅葉しているのを見つけました。これが大きくなって紅葉滝に色を添えるのは何時でしょう、「それまで、何事もなく丈夫に育ってね。」と言いたいようなかわいいカエデでした。

以上が紅葉谷の様子です。
また層雲峡温泉街から紅葉谷へ歩く途中にも、国道を走るツアーのお客様を乗せたバスが車を止めて、バスガイドさんが説明をする、「鬼巣(きそう)岩」や「天狗の挽き臼岩」などが見えます。
鬼巣岩
天狗の挽き臼岩
層雲峡温泉街から歩いて1時間ぐらいで往復できます。どうぞ、ゆっくりと紅葉をお楽しみ下さい。
photo&文:KEI