3月29日 エゾモモンガとクマゲラは紙一重


このタイトルでなんだ?と思った人も多いのでは?これは住んでいる場所のこと。

森を歩いていると、だんだんクマゲラやモモンガの好きそうな場所がわかってきます。いろいろな条件が絡んできますが、沢沿いも好きな場所のひとつ。

クマゲラやモモンガがいた森


今日も沢沿いを散策していると、なんとクイーン、クイーン、とクマゲラの声が聞こえてきました。するとコロコロコロコロと飛ぶときに出す声を発しつつ、近くのトドマツに止まりました。

そして、10分ほど木を突いたり鳴いたりしたあとで、またコロコロコロ・・・と鳴きながら森の奥のマツへ飛んでいきました。

会いたくてもなかなか会えないクマゲラ。こんな風に森でたまたま出くわさない限り、普段、めったに会えないのですが、こうして広い広い大雪山麓の森で出会えるキセキに大感謝!!

涙でそうになりながら、じっと動かずに観察していると、すぐ隣の斜面でコロコロとドロ団子のようなものがバウンドしながら降りてきます。

なんだこりゃ?とふと目をやると、ナント、トガリネズミ!コロコロコロコロ、と転がるようにバウンドしながら降りてくる姿が可笑しくて可笑しくて!笑ってしまいました。そして、地面に着地すると、足早に去っていってしまいました。その素早いこと!
ガリネズミの珍騒動にすっかり気を奪われ、クマゲラもどこかへ飛んでいってしまいましたが、その後、別の森へ行くと、またエゾモモンガに会いました。

モモンガのいた木
どこにいるかわかりますか?
雪の上に落ちていたエゾモモンガの巣材

最近本当によく会います。この時期はどうも会いやすいのでしょうか?


ビロビロ〜と木から木へ飛び移った先で、このポーズのまま固まっていました。もしや、木と同化して私たちの目を欺いているつもり?!バレバレですよー(^^;)





めちゃくちゃかわいいエゾモモンガを連日見ることができ、すっかりとりこになってしまいました。


photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご