5月26日 ヒグマと遭遇!
大雪ダム近くのニセイチャロマップ林道へ行ってきました。層雲峡から車で約10分ほどの場所です。
屈んでオタマジャクシの写真を撮っていると、何かに見られているような気配が。周りを見渡しても何もおらず。気のせいかとおもいつつも、気になるので、車から離れられません。
林道を車で走っていると、ニセチャロマップ林道周辺の森は谷間なので気温も低く、今、エゾムラサキツツジが満開です。
あちこちの岩場にはりつくようにツツジの花が咲いています。層雲峡の地獄谷にあるツツジはゴールデンウィーク中に満開だったので、結構な時間差があります。
ツツジや新緑を愛でながら、爽やかな森を行くと、道端に・・・ん?
おっ!これはヒグマのフン!!
しかも新しい。=(イコール)この辺りにいるということ。
これは気をつけなければなりません。
しばらく緊張しながら、車を走らせていると、大きく蛇行した林道の100mほど先に黒い点が。真っ黒い。しかも動いているように見える・・・。
ヒグマだーーー!!!しかも大きい大きい!!!200kgをゆうに越える、黒々とした大きなヒグマです。
ということで、ヒグマにやっぱり会ってしまいました。先ほど、オタマジャクシの写真を撮っていた場所からそう離れていません。もしかしたら、視線を感じたのはヒグマだったのかもしれません。ゾゾゾ〜ッ。
ヒグマは気が付いているのか気が付いていないのか、林道をのんびり散歩するおっちゃんみたいにも見えました。
太陽の光を浴びて、のんびりとあちこちを見ながら歩いています。
昨日降った雨で湿った地面には足あとがべたり。
カーブを曲がったところで、ヒグマは崖をあわてて登っていきました!「良い天気だからのんびり散歩してたのに、こんなところに人間が来るなんてー!ビックリしたさー!!」と言っているような後姿。
フンや足あと、ヒグマが食べたような食痕、エゾシカの死体等があったらすぐその場から離れましょう!それをとても実感した出来事でした。
ピンボケですみません☆ヒグマの足のうら
photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご