8月13日 わんぱくなヒグマが高原温泉の沼を入山禁止に!

 今年は7月25日以降クマの目撃情報が激層し、大学沼・高原沼・空沼分岐上の斜面でヒグマの行動が頻繁に確認されています。
私が直接目撃したのは8月1日空沼分岐上の斜面で雪遊びをしたり草を食べたりしている3頭のクマです。
このクマは「ワッカ親子」と呼ばれていて3頭とも首の周りに白いワッカがあります。

雪遊びをしている小さいクマ
遊びつかれて草を食べに来るところ
この親子の他に今年生まれた2頭の子どもを連れたクマは7月末に大学沼・三笠新道周辺から高根ガ原稜線を西に向かったことが確認されたそうです。人口密度ではなくクマ口密度の高い場所から危険を感じて引っ越したのではないかとも考えられるそうです。
また「ほし」「クロユリ」と名付けられたクマや特別大きいクマなどもいます。
今一番手を焼いているのは若いオスの「クロユリ」です。緑沼周辺の歩道を利用したり、巡視員と近い距離での活動や交尾行動などのわんぱくぶりを発揮しているそうです。
 今まで、この周辺のクマは人より先に人の気配を察知して自ら逃げていたのですが、今年は、鈴や笛を鳴らしても大声を出してもスコップ等で大きな音を立てても、それを無視するかのように平然としています。
 巨大なクマが人を恐れないということは、人が危険にさらされているということなので、当分沼への入山は禁止になりました。
 沼に映る秋の紅葉はそれを見ずして秋は終われないという程の美しさです。
エゾ沼
緑沼
滝見沼 (2008年9月20日撮影)
秋には是非クマたちに少し譲ってもらって束の間の美しい紅葉を楽しみたいものです。
以上クマに関する情報は、高原温泉のヒグマ情報センターからのものです。
また、今後の入山に関する情報は上川町役場(電話 01658-2-1211)へお問い合わせ下さい。
photo&文:KEI