8月16日 銀河流星の滝・大雪湖・アンガス牧場

 今日は黒岳に登る予定でしたが、朝6時ごろ雨が降っていて雲が層雲峡の上を覆っていたので予定を変更しました。
層雲峡
空を見上げると銀河流星の滝・大雪湖方面が明るいので、そちらに向かうことにしました。

銀河の滝 流星の滝

下から見上げて撮っているので滝は半分ぐらいしか写っていませんが、高さ100m前後あるので実際にその場に行くと圧倒されます。両方の滝を同時に見るには後にある双瀑台(20分位)に登るのですが、今日は登らずに更に明るく見える大雪湖へいきました。

大雪湖
 大雪ダム(洪水調節・農業用水・上水道水力発電などの多目的ダム)の人造湖です。この写真の右手には大雪山連峰を望むこともでき、層雲峡からも近く、銀河・流星の滝・大函などと共に観光の一つになっています。また、アメマスやオショロコマ・ニジマス等の釣りのメッカとして太公望には人気の場所です。

 さて次は・・・。今日は大雪山に雲がかかっているので、大雪山連峰は見えないかも知れませんが、アンガス牧場のひまわりの咲き具合を見に行くことにしました。2週間前にまだ背丈も小さく蕾だったひまわりはポツポツ咲いていました。
アンガス牧場のひまわり
今年は雪解けが遅くひまわりの種を蒔くのが1週間遅れたそうです。例年はお盆が終わるとひまわりが満開になるのですが、今年はあと1週間はかかりそうです。アンガス牧場の一番の見どころは大雪山連峰が見渡せることです。その時期によって、キガラシ・ソバ・ひまわりと花は変わりますが、お天気のいい日は青空と大雪山連峰とお花畑のコンビネーションが何ともいえません。昨年の8月17日はこんな感じでした。
(2008年8月17日撮影)
また、ここから少し登った所に展望台があります。展望台からは放牧された牛や広い作物畑など雄大な景色が見渡せます。

放牧されている牛 麦畑など

 展望台を少し登った所に歌碑があります。その横に説明文がありました。

 『山越えて行く白雲も 涅槃かな  岡澤康司』
 「北海道の屋根大雪山を目の前にし ここ旭ヶ丘の大地にいると 風の声を聴き雲の流れを肌で感じとる感性が芽吹いて来る 道もなく越えにくい深い山をゆっくりと白い雲が通りすぎ行く様は 変わりやすくはかないこの世を越えて 一切の煩悩から離れた悟りの境((涅槃 ねはん)へと私を誘って行くようだ ・・・伊藤 晃全」
 ここに書いてあるように、あまりにも広いところに立つと、日々の生活のことはどこかに吹き飛んでしまいます。日常離れした気分を味わったら、展望台を下りて、レストラン「ベレル」で、おいしいお食事とオリジナルプリンやアイスクリームで我に返るというのはいかがでしょう?
photo&文:KEI