8月26日宝探し〜クモイリンドウとの初対面〜

25日KEIさんが赤岳へと行きました。その日の夜、花の様子などを話していた時「クモイリンドウを見つけるのは宝探みたいものよ!」っと聞き「私も見たい!」っと、さっそく次の日赤岳から黒岳まで初めて歩いてみることにしました。

登り始めてすぐの岩場ではさっそくナキウサギを見ることができました。天気も良いし、今日はクモイリンドウにも絶対に会えるはず!!っとラッキーな予感がしました。

KEIさんのお話通り、ヨツバシオガマ・ミヤマサワアザミ、第一花園からはチングルマ・エゾコザクラ・アオノツガザクラ・エゾツガザクラ・ジムカデ、第三雪渓付近ではタカネトウチソウなどたくさんのお花を見ることができ、思わず踊り出しそうになりました。

チングルマの花 チングルマ秋の姿
ジムカデ タカネトウチソウと第三雪渓

しかし、クモイリンドウを見つけられないまま赤岳頂上へ。いつもは黒岳から見ている大雪ですが、今日はいつもと違う形で見えます。

赤岳頂上から

最後の期待をかけ小泉岳まで歩き始めました。歩き始めてしばらくすると、ついに発見!憧れのクモイリンドウ!私の興奮とは裏腹にクモイリンドウは静かに咲いていました。白色に黒いライン、リンドウ独特の形から、まるでヨーロッパの貴婦人のドレスのように見え、より一層上品に見えました。


さらにしばらくすると、三姉妹のクモイリンドウを発見!可愛く整列していました。


その後白雲分岐を通り過ぎ左側に白雲岳を見ながら歩いていると、何かの視線を感じました。白雲のガレ岩に目を向けると、クマが!しかも子熊二頭の計三頭。ひぇ〜私以外に歩いている人はいません、ドキドキしながら双眼鏡を覗くと親熊は何かを食べていました。子熊はこちらをじっと見ていました。ひぇ〜やはり北海道の山には熊鈴、笛が必需品だなっと、リュックについている熊鈴を思わず鳴らしてしまいました。

逃げる様に北海岳を下ると、8月10日に行ったときはまだ雪渓の上を歩いた北海沢でしたが、登山道の雪は融けていました。赤石川もキラキラと太陽の光を反射しており、思い出深い今日という日を締めくくってくれました。

byダガバジ