9月11日 黒岳の紅葉と雪


早朝から小雨が降っていましたが、山へ行くタイミングをみていました。
10時過ぎ青空が見えてきたので、雪の降った黒岳へ行くことにしました。

リフトを降りしばらくすると登山道脇のウラジロナナカマドなども赤くなっていました。紅葉は標高を下げ少しずつ色ずいてきているようです。


招き岩が見えてくると、周辺の紅葉はピークを迎えているようにも見えます。


その後の登山道には雪が少し残っていました。
先日まで咲いていたイワギキョウ群生の上にも雪がかかっていました。



黄色のウコンウツギ、中には葉が落ち始めているものもあります。雪が降ったのだから仕方ありません。


頂上に着くと、目の前にはうっすらと雪のかかった山々がありました。
空には雨か雪を降らしそうな雲が張っています。しかし、それらをどんどんと動かす強い風も吹いており、景色がどんどんと変化していきます。


どの山々も頂上付近は白くなり、裾野は紅葉が広がっています。なんとも不思議で美しい光景です。



黒岳頂上からポン黒まで下って行くと、ウラシマツツジが頑張っています。


ウラシマツツジの赤、山に広がる紅葉、そして白く縁取られた山、目線を下げて自分だけの絵画を作ってみます。強風の中での最高の遊びです。



余韻に浸りながら引き返し、下り始めました。白色に慣れた目は、9合目に広がる様々な色に驚き、さっきよりもさらに鮮やかに見えました。



帰りのロープウェイからも、紅葉の黒岳・雪の凌雲岳が見えました。
例年に比べ初雪が早かった黒岳ですが、まだまだ予想以上の感激をくれることでしょう。