4月16日 野鳥がいっぱい!
ここ数日、気温が冷え込み、吹雪いたりして、また冬に戻ったような天気が続いていました。今日は天候も良くなり、野鳥たちも多く見られました。
まず層雲峡や上川の森の中ではハシブトガラやゴジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、そして日本最小の鳥、キクイタダキがいました。
ハシブトガラ | ゴジュウカラ |
アカゲラ | キクイタダキ |
その後、当麻の水田にハクチョウが来ているとの情報を聞き、早速行ってみることに。
昨日、雪が降ったことで、雪どけ間近だった水田にも雪が積もっていましたが、ところどころ雪がとけています。そういう水田を目ざとく見つけてやってきてました!ハクチョウが!
ハクチョウたちは落ち穂などを食べているようです。皆、バチャバチャバチャと音を立てて、一心不乱にお食事中です。
日が落ちる18時頃、皆、せーの!とあわせたかのように、飛び立っていきます。旭川の永山新川の方へ帰っていくようです。皆、まず夕陽に向かって飛び、大きく旋回して永山新川方面へ飛んでいきます。
このハクチョウたち、南の方で越冬していて、シベリアへ帰る途中にこの辺りで体力をつけるために餌をとっています。これから上川周辺の水田の雪どけがはじまると、ハクチョウたちは永山新川から上川のほうまで進出し、餌をたっぷり食べにきます。
上川の水田はまだまだ雪に覆われているので、ハクチョウがやって来るまでは、もう少し日にちがかかりそうです。
ハクチョウには数種類います。
嘴の黄色部分が大きい前者はオオハクチョウ、小さめの後者がコハクチョウ。 また灰色の毛に覆われた前者は幼鳥(オオハクチョウの)。
嘴の黄色い部分が少ないハクチョウがいました(下写真・右)。アメリカコハクチョウ?それとも・・・?
ハクチョウたちは、毎年ほぼ同じ時期に来ます。それに、よく目ざとく雪どけの水田をみつけるものです。動物達の能力にはいつも驚かされてしまいます。
photo/ケン・木守りりんご
文/木守りりんご